社長のひとりごとBLOG(だけどためになるかも)

住宅設備メーカーは得意なプライスゾーンと不得意なプライスゾーンがある

住宅設備メーカーは得意なプライスゾーンと不得意なプライスゾーンがある

2025年08月08日 10:48

住宅設備機器を選ぶときに知っておきたい

メーカーごとの“得意ゾーン”と“不得意ゾーン”

キッチン、バス、洗面台、トイレ…。
住宅設備を選ぶとき、多くの人はデザインや機能、価格で判断します。
しかし、実はあまり知られていない重要な視点があります。

それが、**「メーカーごとに得意な価格帯(プライスゾーン)がある」**という事実です。


なぜメーカーごとに得意ゾーンがあるのか?

住宅設備メーカーは、すべての価格帯で同じように競争力を持っているわけではありません。
理由は大きく3つあります。

  1. 開発方針やブランド戦略の違い
     → 高級路線に強いメーカーもあれば、普及帯を得意とするメーカーもある。

  2. 生産ラインや原価構造
     → 得意な価格帯の製品は生産効率が高く、コスパが良い。

  3. 販売チャネルの特性
     → ハウスメーカー向け・リフォーム向け・量販店向けなど、販路ごとに主力モデルが異なる。


例:メーカー別の得意・不得意の傾向(イメージ)

※あくまで傾向であり、例外もあります。

  • メーカーA
     高級キッチンに強く、デザイン性・質感が魅力。ただし低価格帯ではコストパフォーマンスが劣る。

  • メーカーB
     中価格帯に圧倒的強み。標準仕様で十分高機能。ただし高級モデルでは他社に一歩譲る。

  • メーカーC
     普及帯を大量生産でカバー。価格は安いが、細部の質感や耐久性では差が出る場合も。


得意ゾーンを知るとどう得か?

  • 同じ価格でもワンランク上の性能・仕様が手に入る

  • コストをかけるべき設備と抑える設備を見極められる

  • ショールーム巡りの効率が上がる


不得意ゾーンを選ぶリスク

メーカーの不得意ゾーンにあたる製品は、

  • 機能や仕様が他社より見劣りする

  • 同価格帯でもデザインや耐久性で差が出る

  • メンテナンスや部品供給で不利になる場合がある


まとめ

住宅設備選びは、単に価格やデザインだけでなく、
**「そのメーカーが得意とするプライスゾーンかどうか」**を意識することで、
コストパフォーマンスを最大化できます。

もし迷ったら、得意ゾーンの見極めができる専門家に相談するのも一つの方法です。
知らずに選ぶのと、知って選ぶのでは、満足度と長期的な価値に大きな差が出ます。