社長のひとりごとBLOG(だけどためになるかも)

相見積もりより予算で何ができるのかを考えるべき

相見積もりより予算で何ができるのかを考えるべき

2025年09月09日 15:21

相見積もりより「予算で何ができるか」を考える家づくり

家づくりを始めると、多くの方がまず「相見積もり」を取ろうと考えます。複数の会社に同じ条件で見積もりを依頼し、どこが一番安いかを比べる。確かに合理的に思えますが、実はそこに大きな落とし穴があるのをご存じでしょうか?


相見積もりの落とし穴

見積もりは、会社ごとに「仕様」や「含まれる範囲」が微妙に異なります。
同じ30坪の家でも、

  • 断熱性能はどうか?

  • 標準仕様のキッチンやお風呂はどのグレードか?

  • 外構や照明は含まれているか?

こうした違いが積み重なり、単純に「金額」だけを比較しても、正確な判断はできません。安く見えても、後から追加費用が発生したり、住んでからの光熱費やメンテナンス費で差が出るケースも少なくありません。


大切なのは「予算ベース」で考えること

むしろ本当に考えるべきは「自分たちの予算で、どこまでできるか?」です。
例えば、

  • 月々○万円の返済なら無理なく暮らせる

  • その範囲で、広さ・性能・デザインのバランスをどう取るか

  • 将来の家族構成やライフプランも見据え、優先順位を整理する

こうした「予算の器」を先に決めることで、施工会社もその中で最大限の提案をしてくれます。


家づくり成功のステップ

  1. 総予算を決める(土地・建物・諸費用・家具家電まで含める)

  2. 月々の返済額から逆算して、安心できる上限を把握する

  3. 優先順位リストをつくる(性能、デザイン、広さ、設備など)

  4. 施工会社に「相見積もり」ではなく「この予算でできる最良のプランを」と相談する


まとめ

「相見積もりで安い会社を選ぶ」ことがゴールではありません。
本当に大切なのは、自分たちの予算の中で、納得できる暮らしを実現することです。

家は一生の買い物。数字だけに惑わされず、「この予算で、私たちには何ができるのか?」を一緒に考えていきましょう。


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