
建築できない土地なのに?
2025年10月20日 13:40
🏠 お客様から持ち込まれたプランを拝見して思ったこと
先日、あるお客様が他社さんでも検討されており、
「この土地に、こんなプランで建てたい」と図面をお持ちくださいました。
「もし可能であれば、このようにできますか?」というご相談です。
📄 一見すると理想的なプランですが…
お客様の思いが詰まった素敵なプランでした。
間取りの動線もよく、外観デザインも魅力的。
しかし、私たちの方で実際の土地条件・法規制・構造面を詳しく確認してみると、
いくつかの大きな問題が見つかりました。
⚠️ 見落とされがちな“現実的な制約”
土地に合わせたプランニングでは、以下のような要素を必ず確認する必要があります。
道路からの高低差や擁壁の有無
隣地との距離・採光や通風の確保
建築基準法や条例による建築制限
排水経路や上下水道の接続位置
地盤の強度や改良工事の必要性
図面上ではきれいに見えるプランでも、
実際の敷地にそのまま建てることができないケースは少なくありません。
今回も、確認したところ法的に建築不可な部分や安全面に不安のある配置があり、
このままでは申請が通らない、あるいは大幅な追加費用が発生する可能性がありました。
💡 私たちが大切にしていること
私たちはお客様の理想を否定するのではなく、
**「どうすれば実現できるか」**を一緒に考えることを大切にしています。
そのため、現実的な制約を踏まえた上で、
同じイメージを保ちながら法的・構造的にも安全なプランを再提案させていただきました。
結果的にお客様も
「なるほど、そういう理由があるんですね」と納得してくださり、
安心して次のステップに進むことができました。
🏡 家づくりは“理想”と“現実”のバランス
理想のプランを描くのはとても楽しいことです。
しかし、家づくりには法律・安全・コスト・土地条件という現実も伴います。
私たちはその“理想と現実の橋渡し役”として、
「できません」ではなく「こうすればできます」という視点でご提案しています。
✨ まとめ
お客様が他社のプランをお持ちになることは、私たちにとっても大歓迎です。
比較検討を通じて、本当に安心できる選択をしていただきたいからです。
家づくりは一生に一度の大きな買い物。
図面だけでは分からない「土地の本当の姿」を見極めることが、
後悔しない家づくりの第一歩です。
📞 ご相談はいつでもお気軽にどうぞ。
「この土地に建てられるのかな?」という段階からでも大丈夫です。
私たちが一つひとつ丁寧に確認し、最適なご提案をいたします。