
家づくりで一番失敗していること。その真実をお話しします。
2026年07月26日 10:06
「家づくりで後悔したことは何ですか?」
そう聞くと、
収納が足りない。
コンセントの位置。
間取り。
そんな答えがよく返ってきます。
もちろん、それも大切です。
でも、30年以上この仕事をしてきた私が思う、一番大きな失敗は違います。
それは、最初に建築コストをかけすぎてしまうことです。
家は建てた瞬間から価値が変化していきます。
どんなに高級な設備を付けても、
どんなに豪華な家を建てても、
その分だけ資産価値が維持されるとは限りません。
私は最近、バブル時代に建てられた住宅の売却相談を受けることが増えました。
そのたびに感じることがあります。
土地の価格は周辺と大きく変わらない。
しかし、建物は…
建築当時の金額ほど評価されていないケースが少なくありません。
つまり、
3,000万円で建てた家だからといって、
2,000万円で建てた家より、その差額分の価値が残るとは限らないのです。
もちろん、立地や建物の状態、築年数、市場環境などによって評価は変わります。
それでも、
「建築費が高いほど、そのまま資産価値になる」と考えるのは注意が必要です。
私はお客様に、
「家は住むためのものです。」
とお話ししています。
だからこそ、
必要以上に建築コストをかけるより、
その分のお金を、
子どもの教育費
家族旅行
老後資金
貯蓄や投資
こういった未来のために使った方が、人生は豊かになると思っています。
家づくりで大切なのは、
「高い家を建てること」ではありません。
「価値ある家を建てること」です。
価値ある家とは、
豪華な家ではなく、
家族が無理なく暮らせて、
将来も家計にゆとりがあり、
必要な時には住み替えなどの選択肢も考えられる家です。
私は住宅会社ですが、
「高い家を建ててください。」
とは言いません。
むしろ、
「建築費を抑え、その分を家族の未来に残してください。」
そう考えています。
家は人生で一番高い買い物です。
だからこそ、
価格ではなく、価値を見てほしい。
家そのものだけを見るのではなく、
建てた後の暮らし、
20年後、30年後の資産、
そして家族の幸せまで考えてほしいのです。
家づくりは、人生づくり。
本当に成功した家づくりとは、
「高い家を建てた人」ではありません。
家族にお金と時間、そして笑顔を残せた人。
私は、それが本当の成功だと信じています。