
年収から考える「あなたの家づくり予算」は?借りられる額ではなく返せる額で考えよう
2026年08月29日 09:24
「私たちの年収なら、いくらの家を建てられますか?」
家づくりを考え始めた方から、よくいただく質問です。
インターネットで検索すると、「年収の何倍まで借りられる」「年収400万円なら3,000万円以上借りられる」といった情報が出てきます。
しかし、同じ年収でも安心して返せる金額は家庭によって違います。
大切なのは、金融機関が貸してくれる上限額ではありません。
住宅ローンを返しながら、家族が無理なく生活できる予算はいくらなのか。
まずは年収から、毎月の適正返済額を考えてみましょう。
家づくりの予算は「年収の何倍」で決めない
住宅価格を考えるとき、「年収の5倍」「年収の7倍」といった計算方法を見かけます。
しかし、この方法だけで予算を決めるのはおすすめできません。
住宅ローンの返済額は、次の条件によって大きく変わるからです。
借入金利
返済期間
年齢
頭金
ボーナス払い
車などの既存ローン
家族構成
教育費
生活費
将来の収入
家の価格が同じでも、金利や返済期間が違えば、毎月の返済額や支払総額は変わります。
年収に倍率をかけるのではなく、毎月いくらなら安心して返せるかを先に決めることが重要です。
返済比率から適正な返済額を考える
返済比率とは、税込年収に対して年間のローン返済額が占める割合です。
計算方法は次のとおりです。
年間のローン返済額÷税込年収×100=返済比率
金融機関の審査では、比較的高い返済比率まで認められる場合があります。
たとえばフラット35では、すべての借入れに対する総返済負担率について、年収400万円未満は30%以下、年収400万円以上は35%以下という基準が設けられています。フラット35「ご利用条件」
ただし、これは審査上の基準です。
35%まで借りても安心して生活できる、という意味ではありません。
クロネコハウスでは、家を建てた後の生活を守るため、返済比率20~25%程度を一つの目安として考えます。
年収別・毎月の返済額の目安
ほかの借入がない場合の単純計算です。
税込年収返済比率20%返済比率25%300万円月約5万円月約6万2,500円350万円月約5万8,300円月約7万2,900円400万円月約6万6,700円月約8万3,300円450万円月約7万5,000円月約9万3,800円500万円月約8万3,300円月約10万4,200円600万円月約10万円月約12万5,000円
この表は、住宅ローン審査に通る金額を示したものではありません。
家計に無理をかけにくい毎月返済額を考えるための目安です。
実際には、ここから車のローンなどの年間返済額を差し引いて考える必要があります。
年収400万円なら月8万円まで大丈夫?
税込年収400万円で返済比率25%の場合、毎月の返済額は約8万3,000円です。
しかし、すべての年収400万円世帯にとって、この金額が安全とは限りません。
たとえば、次のような違いがあります。
Aさん家族
子ども1人
車1台
車のローンなし
共働き
毎月の貯蓄ができている
Bさん家族
子ども3人
車2台
車のローンあり
収入は1人分
これから教育費が増える
同じ年収400万円でも、安心して返せる住宅ローンは違います。
年収だけでなく、家族に残るお金から判断する必要があります。
車のローンも返済比率に含まれます
住宅ローンの審査では、住宅以外の借入も確認されます。
自動車ローン
教育ローン
カードローン
キャッシング
クレジットカードの分割払い
リボ払い
スマートフォン端末の分割払い
フラット35の総返済負担率にも、自動車ローン、教育ローン、カードローン、分割払いやリボ払いなどが含まれます。
たとえば、年収400万円で返済比率25%を目安にすると、年間返済額は100万円です。
車のローンを毎月3万円、年間36万円返済している場合、住宅ローンに使える年間返済額の目安は次のようになります。
100万円-36万円=64万円
毎月にすると、約5万3,000円です。
車のローンを考えずに住宅予算を決めると、想定以上に生活が苦しくなる可能性があります。
家賃と同じ返済額なら安心とは限りません
「今の家賃が8万円だから、住宅ローンも月8万円なら大丈夫」
そう考える方も多いのですが、持ち家には住宅ローン以外の費用もあります。
固定資産税
火災・地震保険
外壁や屋根のメンテナンス
給湯器や設備の交換
庭や外構の維持
自治会費
将来の修繕費
現在の家賃をそのまま住宅ローン返済額に置き換えるのではなく、持ち家の維持費を差し引いて考える必要があります。
土地・建物・諸費用を含めた総額で考える
家づくりの予算は、建物本体価格だけではありません。
土地代
建物本体工事
付帯工事
地盤改良
給排水工事
外構工事
登記費用
住宅ローン費用
火災・地震保険
引っ越し費用
家具・家電
すべてを含めた総額が、家づくりの本当の予算です。
「建物2,000万円なら買える」と思っていても、土地や諸費用を加えると3,000万円を超えることがあります。
必ず、実際に住み始められる状態までの総額を確認しましょう。
借入額は金利と返済期間で変わります
同じ毎月8万円の返済でも、金利と返済期間によって借りられる金額は変わります。
返済期間を長くすると毎月の返済額は抑えられますが、総支払利息が増える可能性があります。
また、変動金利は当初の返済額が低く見える場合がありますが、将来金利が上昇すれば返済負担が増える可能性があります。
予算を決めるときは、現在の金利だけでなく、次の点も確認してください。
金利が上がった場合の返済額
退職までに何年あるか
返済終了時の年齢
繰上返済をしなくても完済できるか
収入が減っても返済できるか
共働き収入をすべて当てにしない
夫婦の収入を合算すれば、借入可能額は増える場合があります。
しかし、出産、育児、介護、転職、病気などで、どちらかの収入が減る可能性もあります。
共働きの収入を最大限使って住宅ローンを組むのではなく、一時的に収入が減っても返せるかを考えましょう。
ボーナスも、住宅ローン返済にすべて使う前提にしない方が安心です。
年収から予算を考える5つの手順
1.税込年収を確認する
源泉徴収票や所得証明書を確認します。
2.現在の借入をすべて確認する
車、カード、教育ローン、分割払いなどの残高と毎月返済額を整理します。
3.返済比率20~25%で月額を計算する
審査上の上限ではなく、安心して返せる範囲から考えます。
4.将来の支出を確認する
教育費、車の買い替え、老後資金、修繕費などを考えます。
5.土地・建物・諸費用の総額を出す
本体価格だけで判断せず、住める状態までに必要な総額を確認します。
「借りられる金額」と「返せる金額」は違います
金融機関から3,500万円まで借りられると言われても、その金額をすべて借りる必要はありません。
住宅会社から「審査に通るから大丈夫」と言われても、建てた後の家計まで保証してくれるわけではありません。
住宅ローンを返すのは、住宅会社でも金融機関でもなく、ご家族です。
家を建てた後も、子どもの教育、家族旅行、趣味、貯蓄を続けられる予算にしてください。
クロネコハウスの予算づくり
クロネコハウスでは、いきなり間取りや建物価格の話から始めません。
まず確認するのは、ご家族が安心して返せる金額です。
年収
毎月の手取り
現在の家賃
車などの借入
家族構成
教育費
貯蓄
将来の働き方
希望する暮らし
これらを整理してから、土地・建物・諸費用を含めた総予算を考えます。
家を建てることがゴールではありません。建てた後も家族が笑顔で暮らせることがゴールです。
あなたの適正予算を無料で確認しませんか?
年収300万円台でも家を建てられる?
車のローンが残っていても大丈夫?
今の家賃と同じくらいで家を持てる?
土地を含めると総額はいくら?
自分たちの適正な返済額を知りたい
このような疑問をお持ちの方は、クロネコハウスへご相談ください。
住宅ローンの審査を申し込む前でも大丈夫です。
現在の年収と生活費から、ご家族に合った無理のない家づくり予算を一緒に考えます。
クロネコハウス
年収300万円台から考える、無理のない家づくり。
フリーダイヤル:0120-9674-26
受付時間:10:00~17:00
定休日:水曜日・木曜日
※返済比率や返済額は一般的な目安です。実際の借入可能額、適用金利、返済期間、審査結果は、金融機関や申込者の状況によって異なります。