
住みながら家を売るメリットと注意点|内覧を成功させるコツも解説
2026年09月07日 09:14
住みながら家を売るメリットと注意点|内覧を成功させるコツも解説
「家を売りたいけれど、売却が決まるまで住み続けても大丈夫ですか?」
結論からいうと、現在の家に住みながら売却活動をすることは可能です。実際に、住みながら売却する方は少なくありません。
仮住まいの費用を抑えられ、売却代金を確認してから新居を探せる一方、内覧対応や生活感の見せ方には注意が必要です。
住みながら家を売ることはできる?
所有者が生活している住宅でも、通常どおり不動産会社へ売却を依頼できます。
一般的な流れは次のとおりです。
不動産会社へ査定を依頼する
媒介契約を結ぶ
広告や不動産情報サイトへ掲載する
購入希望者の内覧に対応する
売買契約を結ぶ
新居へ引っ越す
残代金の受領と物件の引渡しを行う
売買契約を結んだ直後に退去する必要はありません。買主と相談し、契約で定めた引渡し日までに引越しを完了させます。
住みながら家を売る5つのメリット
1.仮住まいの費用を抑えられる
空き家にしてから販売すると、売却が決まるまで賃貸住宅などの仮住まいが必要になる場合があります。
住みながら売却すれば、売却前に家賃や引越し費用が発生するのを避けられます。
現在の住宅ローンが残っている方にとって、住宅ローンと家賃の二重負担を防げることは大きなメリットです。
2.売却代金を確認してから新居を決められる
家がいくらで売れるか確定してから新居を探せるため、住み替えの資金計画を立てやすくなります。
査定価格と実際の成約価格が同じになるとは限りません。先に高額な新居を購入すると、現在の家が予定より安く売れた場合に資金不足になる可能性があります。
売却を先行させることで、無理な住宅ローンや二重ローンを避けやすくなります。
3.家の魅力を購入希望者へ説明できる
実際に暮らしているからこそ分かる情報があります。
日当たりのよい時間帯
風通し
収納の使いやすさ
家事動線
周辺の買い物環境
学校や通勤の利便性
近隣の雰囲気
売主から具体的な暮らし方を伝えることで、購入希望者が入居後の生活をイメージしやすくなります。
4.適切に管理された状態を見せられる
人が住んでいる家は、換気、通水、清掃などが継続されています。
空き家のように湿気や臭いがこもりにくく、適切に管理されていることが伝われば、購入希望者に安心感を与えられます。
5.室内の広さや家具配置を想像しやすい
家具が置かれていることで、部屋の大きさや生活動線が分かりやすくなります。
「ここにダイニングテーブルを置ける」「この部屋ならベッドと机が入る」など、実際の暮らしをイメージしてもらえます。
ただし、家具や荷物が多すぎると部屋が狭く見えるため、整理が必要です。
住みながら家を売る場合の注意点
1.内覧のたびに片づけが必要
購入希望者は、週末や祝日に内覧を希望することが多くあります。
急な内覧依頼が入ることもあるため、売却期間中は室内を見せられる状態に保つ必要があります。
特に水回り、玄関、リビングは印象を左右します。
2.生活感が強いと部屋が狭く見える
荷物や家具が多いと、本来の広さが伝わりません。
内覧前に不要品を処分し、使用頻度の低い物は収納するか、一時的に別の場所へ移動しましょう。
家族写真、郵便物、薬、学校名が分かる物など、個人情報につながる物も片づけてください。
3.内覧の日程調整が負担になる
購入希望者が見つかっても、希望日時に内覧できなければ、別の物件を優先される可能性があります。
すべての希望に合わせる必要はありませんが、売却を早めるには可能な範囲で柔軟に対応することが大切です。
4.売却後の新居が決まらない可能性がある
先に現在の家が売れた場合、引渡し日までに新居が見つからないことがあります。
売買契約を結ぶ前に、引渡し時期を買主と調整しましょう。余裕のあるスケジュールを設定し、必要に応じて仮住まいも想定します。
5.家族の負担を考える必要がある
小さなお子様やペットがいる家庭では、内覧のたびに外出することが負担になる場合があります。
内覧を受け付ける曜日や時間帯をあらかじめ決めておくと、生活への影響を抑えられます。
内覧で好印象を与える7つのポイント
1.玄関を明るく整える
玄関は、購入希望者が最初に見る場所です。
靴を片づけ、たたきを掃除し、臭いがこもらないよう換気します。玄関照明も点灯しておきましょう。
2.水回りを重点的に掃除する
キッチン、浴室、洗面所、トイレは、清潔感が重視されます。
水垢、カビ、油汚れ、排水口の臭いを確認してください。高額なリフォームをしなくても、丁寧な清掃で印象は変わります。
3.カーテンを開けて照明をつける
室内の明るさは、住宅の印象を大きく左右します。
昼間でも照明をつけ、カーテンを開けて、できるだけ明るく見せましょう。
4.室温を快適にする
夏は涼しく、冬は暖かくしておくと、購入希望者が落ち着いて室内を確認できます。
暑すぎたり寒すぎたりすると、内覧時間が短くなる可能性があります。
5.生活臭やペットの臭いに注意する
住んでいる本人は、家の臭いに気づきにくいものです。
内覧前には換気し、ペット用品、生ごみ、排水口、たばこの臭いなどを確認しましょう。強すぎる芳香剤も避けます。
6.収納を見せられる状態にする
購入希望者から収納内部を見たいと言われることがあります。
荷物を詰め込みすぎると、収納が小さく見えてしまいます。目安として、収納スペースに余白をつくると広さが伝わりやすくなります。
7.売却理由を前向きに伝える
購入希望者から売却理由を聞かれることがあります。
「住み替え」「家族構成の変化」「通勤先の変更」など、事実を簡潔に伝えましょう。
近隣関係や建物について重要な事実を隠してはいけませんが、必要以上に否定的な印象を与える説明も避けます。
売主は内覧に立ち会うべき?
基本的には、不動産会社の担当者が案内します。
売主が在宅していれば、暮らしやすさや周辺情報を直接説明できます。一方で、売主が近くにいると、購入希望者が収納や設備をじっくり確認しにくい場合があります。
最初の説明だけ行い、その後は別室や屋外で待機するなど、不動産会社と相談して対応するとよいでしょう。
売却前にリフォームは必要?
原則として、査定を受ける前に大規模なリフォームをする必要はありません。
リフォーム費用を売却価格へそのまま上乗せできるとは限らず、購入者が自分好みに改装したい場合もあるからです。
まずは次の対応を優先しましょう。
清掃
不用品の整理
切れた照明の交換
建具の簡単な調整
庭や駐車場の手入れ
明らかな破損箇所の確認
修繕やリフォームを行う場合は、査定後に費用対効果を検討します。
住みながら売却するのが向いている人
次のような方には、住みながらの売却が適しています。
仮住まいの費用を抑えたい
売却代金を新居購入に使いたい
住宅ローンと家賃の二重負担を避けたい
売却を急いでいない
内覧に対応できる
日常的に室内を整えられる
一方、荷物が非常に多い場合や、内覧対応が難しい場合、早期売却を最優先する場合は、先に引っ越す方法や不動産会社による買取も検討できます。
よくある質問
住んでいる家の写真も広告に掲載されますか?
通常は、売主の許可を得た範囲で掲載します。個人情報や家族写真が写らないよう、撮影前に片づけておきましょう。
内覧中も家にいて大丈夫ですか?
問題ありません。ただし、購入希望者が自由に見学できるよう、不動産会社へ案内を任せる方法もおすすめです。
内覧を断ると売れにくくなりますか?
毎回対応する必要はありませんが、内覧できる機会が少ないと、購入候補から外れる可能性があります。対応可能な曜日や時間を事前に決めておきましょう。
売却が決まったら、いつまでに引っ越しますか?
売買契約で定めた引渡し日までに引っ越します。新居探しの期間を考慮して、引渡し日を調整することが大切です。
まとめ
住みながらでも家は売却できます。
仮住まいの費用や二重の住居費を抑えられる一方、室内の整理、内覧の日程調整、売却後の新居探しが必要です。
成功のポイントは、次の4つです。
売却前に不要品を整理する
玄関と水回りを清潔にする
内覧へ柔軟に対応する
売却と新居探しの予定を同時に立てる
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