
失敗しない投資について
2025年07月07日 09:27
「新車にこだわらない理由。そして、家も同じ。」
私はこれまで、自分の車を新車で買ったことは、ほとんどありません。
それは、単純に「割が合わない」と思っているからです。
「新車は安心」とよく言われますが、実際に大きな故障に遭ったこともなく、車検や整備をきちんとしていれば、十分実用に耐えるものです。
私にとって、車はあくまでも“道具”。
移動するための手段であり、所有そのものに特別な意味は持っていません。
事故で命を落としかけたこともあり、大きめの車に乗るようにはしていますが、それも「命を守る」というリスク回避のため。
冷静に計算してみると、税金、保険、車両代を月あたりの使用回数で割ると、タクシーの方が安上がりになることすらあります。
実は、住宅も同じだと私は思っています。
家もまた、命を守り、暮らしを支えるための“道具”です。
大事なのは、見た目やブランドよりも、安心して暮らせるかどうか。
私は京都の出身ですが、地元は観光ブームで地価が高騰し、正直、家を持つには厳しい土地になってしまいました。
それに比べて、今住んでいる岐阜は、まさに“天国”です。
地価は安く、家も手が届く価格で手に入る。
中古住宅の価格で、新築が建てられる感覚です。
もちろん、中古住宅も“償却”という考え方で見れば、とてもお得な選択肢です。
でも、人生100年時代を考えると、新築を建てるメリットは決して小さくありません。
何より、これからの自分たちの暮らしに最適な空間を、自分たちで選べるという自由があります。
ただし、無理をして“とんでもない金額”の家を買ってしまっては、本末転倒。
大切なのは、自分の暮らしと価値観に合った家を、冷静に選ぶことです。