今日から7月
2025年07月07日 09:28
今日から7月です。いつもの慣習で1日には事務所近くの氏神様に感謝とご挨拶に行っております。
私たちの仕事は命に係わる事もあるので安全祈願も叶えております。ちょっとした神社の豆知識を今日はお伝えします。
🌅 月の始まりに神様へご挨拶
「一日参り(ついたちまいり)」という言葉をご存じでしょうか?
これは、毎月1日に神社へお参りするという、日本に古くから伝わる風習です。月の初めに神様へ感謝を伝え、1か月の無事と平穏を祈願するこの習慣は、現代においても心を整える良き時間として見直されています。
🏯 神社ってどんな場所?
神社は、日本の伝統的な宗教「神道(しんとう)」に基づく神聖な場所。自然や土地、祖先の神様が祀られています。神社の境内は「神域(しんいき)」とされ、俗世とは一線を画す清らかな空間です。
入口にある「鳥居(とりい)」はその境界を示すもので、くぐる際は一礼し、中央ではなく端を歩くのがマナーです。中央は神様の通り道と考えられています。
💧 参拝前の準備:手水と心構え
参拝前には「手水舎(ちょうずや)」で手と口を清めるのが習わしです。これは心と体を清らかにし、神様に敬意をもって接するための大切な儀式です。
🙏 正しい参拝の作法「二礼二拍手一礼」
神様に願いを届けるときは、以下の作法を守りましょう:
二礼(深くお辞儀を2回)
二拍手(手を2回打つ)
一礼(最後にもう一度お辞儀)
願い事よりもまず「いつも見守ってくださってありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えるのが理想的です。
🌳 御神木や狛犬にも注目
境内には「御神木(ごしんぼく)」と呼ばれる大木があることがあります。神様が宿るとされ、そっと手を当てて祈る人も多いです。
また、鳥居のそばには「狛犬(こまいぬ)」や「龍」の像があり、邪気を払う守り神の役割を果たしています。「阿(あ)」と「吽(うん)」の形で一対になっているのが特徴です。
🧧 一日参りの楽しみ方
「一日参り」は、できれば早朝の静かな時間帯に訪れるのがおすすめ。清潔な服装で、心を落ち着けて参拝しましょう。
多くの神社では1日限定の特別な御朱印を授与しているところもあります。また、伊勢神宮などでは「朔日餅(ついたちもち)」という限定和菓子が販売されることもあり、参拝と一緒に楽しめます。
🍃 1日参りで心をリセット
忙しい日々の中でも、月に一度、神社で静かに手を合わせる時間を持つことで、心が整い、新しい月を清らかな気持ちで始めることができます。
自然とともに生き、感謝の気持ちを大切にする日本人らしい美しい習慣、それが「一日参り」なのです。
今月も皆様にとって素晴らしい月になりますように!