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家を買いたいなら車の残価クレジットはやめよう!

家を買いたいなら車の残価クレジットはやめよう!

2025年08月08日 10:39

家を買いたいなら「車の残価クレジット」はやめよう!

〜知らないと住宅ローン審査でつまずく落とし穴〜

マイホーム購入を考えている人が、意外と見落としがちなポイントがあります。
それが、**「車の残価クレジット(残クレ)」**です。


残価クレジットとは?

残価クレジットとは、車の購入時に数年後の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、その分を差し引いた金額だけを分割で支払うローン方式です。

月々の支払いが安く感じられるため、つい選びたくなりますが、住宅ローンを検討している人には大きなリスクとなります。


なぜ住宅ローン審査に影響するのか?

住宅ローン審査では、現在の借入額と毎月の返済額が厳しくチェックされます。
残価クレジットは**「自動車ローン」**としてしっかり記録されるため、次のような影響があります。

  • 借入残高が大きく、返済比率(返済負担率)が上がる

  • 「車のローンがある人=住宅ローンの返済余力が低い」と見なされる

  • 残価部分も含めた総額が負債として扱われるケースもある

結果として、借入可能額が減ったり、審査落ちの原因になることがあります。


よくある失敗例

  • 「残クレなら月々安いから大丈夫」と思っていたら、住宅ローンの借入額が数百万円減額された

  • 車を返却しても残価の精算や追加費用が発生し、思った以上に負担が残った

  • 残価期間が住宅ローン契約時期と重なり、審査で不利になった


家を買う前にすべきこと

  • 残価クレジットではなく、車のローンは完済してから住宅ローン申込

  • どうしても車が必要なら、現金購入や低額ローンに抑える

  • 住宅購入の2〜3年前から、新たな大きな借入を作らない


まとめ

マイホーム購入を真剣に考えているなら、車の残価クレジットは避けるべきです。
一見お得に見える支払い方法でも、住宅ローン審査では確実に不利に働きます。

家は一生の買い物です。
車のローンで足を引っ張られる前に、資金計画をトータルで考えることが大切です。