
2項道路って何?
2025年09月14日 10:49
2項道路って何?家を建てる前に知っておきたい基準
土地探しや家づくりの計画をしていると、不動産会社や役所から「この土地は2項道路に接しています」と説明を受けることがあります。
聞き慣れない言葉に戸惑う方も多いですが、建築に深く関わる大切なルールです。
1. 2項道路とは?
正式には 建築基準法第42条第2項道路 のことを指します。
簡単にいうと、幅員(道の幅)が4m未満の道路で、建築基準法が施行された当時からすでに使われていて、特例的に「道路」とみなされているものです。
道幅が 1.8m〜4m未満
古い住宅地や狭小地に多い
法律上は「道路扱い」だが、家を建てるときは制限がかかる
2. なぜ2項道路があるの?
戦後すぐの日本では、狭い道路が多く存在しました。
しかし、建築基準法では「道路は4m以上」と定められています。
そのため、すでに使われていた狭い道路をすべて否定するのではなく、「将来的にセットバックして4m道路に広げる」ことを前提に、特例的に認められたのが2項道路です。
3. 2項道路のルール
建物を建てる際、**道路の中心線から2m後退(セットバック)**する必要がある
セットバック部分は自分の敷地でも 建物は建てられない
フェンスや塀も設置制限がある
4. 注意点
2項道路に接している土地は、価格が安めに設定されている場合があります。
しかし実際には…
セットバックで有効宅地が狭くなる
場合によっては建築計画が制限される
というデメリットもあるので、購入時は慎重な確認が必要です。
5. まとめ
2項道路とは?
幅4m未満の古い道路で、特例的に「道路」として認められたもの。家を建てる時のルール
中心線から2mセットバックが必要。注意点
土地が安くても、実際に建てられる面積は狭くなる可能性あり。
クロネコハウスでは、土地選びの段階から「2項道路の制限」や「セットバック部分」を確認し、お客様にとって最適なプランをご提案しています。