
位置指定道路って何?
2025年09月14日 10:52
位置指定道路って何?
土地探しや家づくりの相談の中で、
「この土地は位置指定道路に接しています」と説明されることがあります。
普段あまり聞き慣れない言葉ですが、建築に大きく関わる大切なポイントです。
1. 位置指定道路とは?
「位置指定道路」とは、建築基準法第42条第1項5号に基づき、行政から“道路”として認められた私道のことです。
見た目は普通の道路だが、実際には個人や分譲業者が所有する私道
行政が「この道路は建築基準法上の道路として認めます」と“位置”を指定している
これにより、その道路に接している土地は建築可能になる
2. 位置指定道路が必要な理由
通常、家を建てるためには敷地が 幅員4m以上の道路に2m以上接していること が条件です。
しかし、新しく分譲する土地などでは、公道に面していないケースがあります。
そこで「位置指定道路」として私道を行政に申請し、認められることで、建築可能な敷地として利用できるようになります。
3. 位置指定道路の特徴と注意点
✅ メリット
公道に接していなくても、家を建てられるようになる
分譲地の開発でよく利用される
⚠️ 注意点
私道の持分(共有権利)を所有しているか確認が必要
維持・管理(舗装・排水・補修)は所有者や共有者で負担する
消防車やゴミ収集車が入れる幅があるかも重要
4. 他の道路との違い
公道:国や市町村が管理、誰でも利用可能
私道(非指定):建築基準法上の「道路」とみなされない場合がある
位置指定道路:私道だけど行政から正式に「道路」として認められている
5. まとめ
位置指定道路とは、行政に認められた「建築基準法上の道路」として扱われる私道のことです。
建築条件を満たすために重要ですが、私道であるために 権利関係や管理負担 が発生する点に注意が必要です。
クロネコハウスでは、土地探しの段階で「その道路が位置指定道路かどうか」「管理や持分に問題がないか」を確認し、お客様に安心していただけるようサポートしています。