
斜線規制って何?
2025年09月14日 10:58
斜線規制って何?家を建てる前に知っておきたい建築ルール
土地探しや家の設計の打ち合わせをしているときに、設計士から「この土地は斜線規制がかかります」と言われることがあります。
普段あまり聞き慣れない言葉ですが、実は建物の高さや形に大きな影響を与える大切なルールです。
1. 斜線規制とは?
斜線規制とは、建物の高さに制限をかける建築基準法上のルールの一つです。
建物が高すぎると周囲に日当たりや圧迫感の影響を与えるため、一定の角度(斜線)内に建物を収めるように規制しています。
2. 斜線規制の種類
大きく分けて3つの規制があります。
(1) 道路斜線制限
道路の日当たりや通風を確保するための制限
道路の反対側の境界線から一定の角度で斜線を引き、その内側に建物を建てなければならない
(2) 北側斜線制限
主に住宅地で、隣地の北側の建物に日照を確保するための制限
敷地の北側の境界線から一定の角度で斜線を引き、その内側に建物を建てる
(3) 隣地斜線制限
隣接する土地への採光や通風を守るための制限
敷地境界線から一定距離をとり、その上空に設定された斜線を超えないようにする
3. なぜ斜線規制があるの?
周辺環境の日当たり・風通しを守る
圧迫感のない街並みを維持する
隣地トラブルを防ぐ
4. 斜線規制で注意すべきこと
設計の自由度が制限され、屋根の形状や高さを工夫しなければならない
特に狭小地や住宅密集地では影響が大きい
設計段階で「どの規制がどれくらいかかるか」を確認することが大切
5. まとめ
斜線規制とは、建物が高すぎたり大きすぎたりすることで周囲に悪影響を与えないようにするためのルールです。
道路・北側・隣地、それぞれに違った規制があり、建物の形や高さに影響します。
クロネコハウスでは、こうした建築ルールを踏まえた最適なプランをご提案し、無理なく快適に暮らせる住まいづくりをサポートしています。