
線引き非線引きってなに?
2025年09月14日 11:16
線引き・非線引きってなに?土地選びで必ず知っておきたい基礎知識
不動産会社や役所の説明で「この地域は線引き区域です」「ここは非線引き区域なので…」といった言葉を聞いたことはありませんか?
普段の生活では馴染みがないですが、家が建てられるかどうか・将来の資産価値に大きく関わる重要な区分です。
1. 「線引き」とは?
「線引き」とは、都市計画区域の中で 「市街化区域」と「市街化調整区域」に分けること」 をいいます。
✅ 市街化区域
すでに市街地になっている or 今後10年以内に優先的・計画的に市街化する区域
住宅や商業施設の建築が認められる
インフラ(道路・上下水道など)の整備が進む
❌ 市街化調整区域
原則として新しい建物は建てられない
市街地化を抑制するための区域(農地・山林・自然保護など)
特例(分家住宅や既存宅地など)を除き、住宅建築は不可
つまり「線引き」= 都市計画区域を 建てられる区域と、建てられない区域に分けること です。
2. 「非線引き」とは?
「非線引き」とは、都市計画区域の中で 線引きをしていない区域 のことです。
市街化区域・市街化調整区域に分かれていない
そのため、基本的には「どこでも建築可能」
ただし、用途地域・建ぺい率・容積率などの制限は適用される
地方都市や人口の少ない地域では、非線引き区域が多く見られます。
3. 線引き・非線引きの違いをまとめると
区分建築の可否特徴市街化区域〇建築可能、インフラ整備あり、利便性高い市街化調整区域✕(原則)建築不可、農地・山林など、特例のみ可能非線引き区域〇線引きされていないため建築可能、地方に多い
4. 注意点
調整区域の土地は安いが、建築不可で資産価値が低い
非線引き区域は建てられるが、将来の都市計画で制限が加わる可能性もある
土地購入前に必ず「その土地が線引きか非線引きか」を役所で確認することが大切
5. まとめ
線引き:都市計画区域を「市街化区域」と「市街化調整区域」に分けること
非線引き:市街化区域・調整区域に分けていないエリア
家を建てられるかどうか、将来の土地の価値に直結する重要な要素
クロネコハウスでは、土地探しの際に「線引きか非線引きか」「調整区域にかかっていないか」を丁寧に調査し、お客様が安心して家づくりを進められるようサポートしています。