
建蔽率、容積率って何?
2025年09月14日 11:20
建ぺい率・容積率って何?家づくりに欠かせない敷地のルール
土地を購入して家を建てるとき、「この土地は建ぺい率60%、容積率200%です」と説明を受けることがあります。
聞き慣れない言葉ですが、実は どんな家が建てられるかを左右する大事なルール なのです。
1. 建ぺい率(建蔽率)とは?
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合のことです。
計算式
建ぺい率(%)= 建築面積 ÷ 敷地面積 × 100
例
敷地:100㎡
建ぺい率:60%
→ 建築面積は最大 60㎡ まで
つまり、敷地いっぱいに建物を建てられるわけではなく、空地を残すルールなのです。
これは防火や採光、風通しを確保し、ゆとりある街並みを守るための基準です。
2. 容積率とは?
容積率とは、敷地面積に対する延床面積(建物の全ての階を合計した床面積)の割合のことです。
計算式
容積率(%)= 延床面積 ÷ 敷地面積 × 100
例
敷地:100㎡
容積率:200%
→ 延床面積は最大 200㎡ まで
1階 60㎡ + 2階 60㎡ + 3階 80㎡ = 合計200㎡
このように、容積率は「建物のボリューム(大きさ)」を制限するための基準です。
3. 建ぺい率と容積率の関係
建ぺい率 → 敷地に対してどれだけ建物を“広げられるか”
容積率 → 敷地に対してどれだけ建物を“積み上げられるか”
つまり、建ぺい率は 建物の広さの上限、容積率は 建物の総ボリュームの上限 を決めるルールです。
4. 注意点
前面道路の幅が狭いと、容積率が制限されることがあります(例:道路幅員 × 0.4)。
防火地域や角地など、条件によって建ぺい率が緩和されるケースもあります。
ルールを超えると建築確認が下りず、違法建築となってしまうので要注意です。
5. まとめ
建ぺい率:土地に対して建物を建てられる割合(横方向の制限)
容積率:土地に対して建物の延床面積を建てられる割合(縦方向の制限)
どんな家が建てられるかは、この2つの数字で大きく決まる
クロネコハウスでは、土地の建ぺい率・容積率を考慮しながら、お客様のライフスタイルに合った最適なプランをご提案しています。