
イエローゾーン・レッドゾーンって家が建たないの?
2025年09月15日 14:04
イエローゾーン・レッドゾーンって家が建てられないの?
マイホームを考えるとき、よく耳にするのが「イエローゾーン」「レッドゾーン」という言葉。
これは 土砂災害防止法 に基づいて指定される区域で、正式には 土砂災害警戒区域(イエローゾーン) と 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン) と呼ばれます。
では、こうしたエリアに土地を持っていたり、購入を考えていたら、家は建てられないのでしょうか?
イエローゾーン(土砂災害警戒区域)
イエローゾーンは、土砂災害の恐れがあるエリアです。
家を建てることは 可能 ですが、次のような制限があります。
建築確認時に安全性について説明を受ける必要がある
行政のハザードマップに必ず表示される
避難や防災対策について考慮することが推奨される
つまり、建築そのものは問題なくできますが、将来のリスクを理解したうえで進めることが大切です。
レッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)
一方、レッドゾーンは 特に危険度が高いエリア です。
こちらも法律上、家を建てられないわけではありません。
ただし、以下のような厳しい条件があります。
崩壊や土石流に耐えられる構造にする義務
避難経路の確保が必要
建築士による安全性の証明が必須
そのため、建築コストは通常よりも大幅に上がります。
さらに、住宅ローンも金融機関が慎重になるケースが多く、実際には建築が難しいエリアといえます。
家づくりで気をつけたいこと
イエローゾーン・レッドゾーンに家を建てる場合、注意すべきは「法律上建てられるか」ではなく 「安心して暮らせるか」 です。
地盤調査や専門家の意見を必ず確認する
行政のハザードマップで区域をチェックする
土地選びの段階でリスクを見極める
せっかくのマイホームですから、災害リスクも含めて冷静に判断することが大切です。
まとめ
イエローゾーン=建築可能だが、リスク説明や一定の制限あり
レッドゾーン=建築可能だが、特別な構造規制があり、費用やローン審査でハードルが高い
家づくりは「建てられるか」より「安心して住めるか」を重視することが重要
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