
年収400万円の人が購入すべき適正予算とは?
2025年12月19日 17:50
年収400万円の人が家を買うなら
本当に安心できる「適正予算」とは?
「年収400万円でも家って買えるんですか?」
これは、相談現場でとても多い質問です。
結論から言うと——
👉 買えます。
ただし、予算設定を間違えなければです。
■ よくある「間違った考え方」
多くの人がこう考えます。
年収400万円
銀行が貸してくれるのは3,500万〜4,000万円
じゃあ、そのくらいで家を探そう
これは一番危険な考え方です。
なぜなら、
「借りられる額」と「無理なく返せる額」は全く違うからです。
■ 年収400万円の手取りはどれくらい?
目安ですが、
年収400万円
手取り:約 310〜330万円
月の手取り:約 26〜27万円
ここから生活費・教育費・車・保険・貯蓄を出します。
■ 住宅ローンは手取りの何%が安全?
一般的に安心と言われるのは、
👉 手取りの20〜25%以内
月々にすると…
20% → 約 5.2万円
25% → 約 6.7万円
ここが無理なく暮らせる上限ラインです。
■ 月6万円台で借りられる金額は?
【金利1.0%・40年ローン】で試算すると、
月6万円前後
→ 借入額 約2,300万〜2,500万円
【35年ローン】なら、
月6万円台
→ 約2,000万〜2,200万円
👉 つまり
適正な借入額は「2,000万〜2,500万円」
■ では「購入総額」はいくらが現実的?
多くの人が見落としがちなのがここです。
住宅購入には、
建物本体
土地
外構
諸費用
家具・カーテン・照明
がかかります。
▶ 年収400万円の適正な総予算
👉 2,300万〜2,800万円以内
このくらいに抑えられると、
家計に余裕が残る
教育費・車・老後が破綻しにくい
金利上昇にも耐えられる
という状態になります。
■ 逆に「危険ライン」は?
総予算 3,000万円超
月々返済 7万円以上
このゾーンに入ると、
✔ 貯金ができない
✔ 車の買い替えが苦しい
✔ 金利上昇で一気に家計が崩れる
というケースが急増します。
■ 大切なのは「家の大きさ」ではない
大きな家を持つことよりも大切なのは、
✔ 住宅ローンに追われない暮らし
✔ 家族で外食や旅行ができる余裕
✔ 将来に不安を残さないこと
年収400万円だからこそ、
身の丈に合った家づくりが、いちばん賢い選択になります。
■ 家は「買った瞬間」より「10年後」が重要
住宅は買ったら終わりではありません。
子どもの成長
教育費のピーク
車の買い替え
親の介護
老後資金
こうした現実を考えると、
👉 最初からギリギリの予算は選ばない
これが、後悔しない家づくりの最大のポイントです。
■ まとめ|年収400万円の適正予算
✔ 借入額:2,000万〜2,500万円
✔ 購入総額:2,300万〜2,800万円
✔ 月々返済:5〜6万円台
この範囲なら、
家を持ちながら、ちゃんと暮らしを楽しめます。
※金利・条件により変動します
※家族構成や車の有無で適正額は変わります