
適正な返済比率を知っていますか?住宅ローンは「借りられる額」より「返せる額」
2026年08月29日 09:13
マイホームを考えるとき、多くの方が最初に気にするのは「自分はいくら借りられるのか」ではないでしょうか。
しかし、本当に大切なのは借入可能額ではありません。
家を建てた後も、家族が無理なく暮らせる返済額はいくらなのか。
その判断基準になるのが「返済比率」です。
返済比率とは?
返済比率とは、年収に対して年間のローン返済額が占める割合です。
計算方法は次のとおりです。
年間のローン返済額 ÷ 税込年収 × 100=返済比率
たとえば、税込年収400万円で住宅ローンの返済が毎月8万円の場合、
8万円×12カ月=年間96万円
96万円÷400万円×100=24%
この場合の返済比率は24%です。
住宅ローン以外の借入も含まれます
返済比率を計算するときは、住宅ローンだけを見ればよいわけではありません。
一般的には、次のような返済も含めて考えます。
車のローン
教育ローン
カードローン
スマートフォン端末の分割払い
クレジットカードの分割払いやリボ払い
その他の借入金
たとえば、住宅ローンが毎月8万円でも、車のローンが毎月3万円残っていれば、毎月の返済総額は11万円です。
住宅ローンだけなら安全に見えても、ほかの借入を加えると負担が大きくなることがあります。
審査に通る返済比率と、安心して暮らせる返済比率は違います
住宅ローンには、金融機関が定める審査上の返済比率があります。
しかし、審査基準の範囲内だからといって、その金額を借りても生活に余裕があるとは限りません。
住宅金融支援機構の2026年1月調査では、実際に住宅ローンを利用した人の返済負担率は、「15%超~20%以内」が26.2%で最も多いという結果でした。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査」
多くの方が、審査の上限まで借りるのではなく、返済負担を抑えていることが分かります。
クロネコハウスが考える返済比率の目安
家族構成や生活費によって異なりますが、クロネコハウスでは次のような目安で考えます。
返済比率判断の目安20%以下比較的余裕を持ちやすい20%超~25%以下安全性を重視した現実的な範囲25%超~30%以下教育費や車の維持費を含めた確認が必要30%超~35%未満家計への負担が大きくなる可能性がある35%以上慎重な見直しが必要
これは審査に通るかどうかではなく、建てた後の生活を守れるかどうかを考えるための目安です。
年収別に見る返済額の目安
ほかの借入がないものとして、返済比率25%で計算すると次のようになります。
税込年収年間返済額毎月の返済額300万円75万円約6万2,500円350万円87万5,000円約7万2,900円400万円100万円約8万3,300円450万円112万5,000円約9万3,800円500万円125万円約10万4,200円
ただし、これはあくまで年収から計算した目安です。
同じ年収400万円でも、子どもの人数、車の台数、教育費、保険料などによって、安心して返せる金額は変わります。
「今払える」だけで判断してはいけません
住宅ローンは、30年から40年以上続くことがあります。
現在は支払えても、将来は次のような支出が増える可能性があります。
子どもの進学や習い事
車の買い替え
固定資産税
家の修繕や設備交換
保険料の増加
物価や光熱費の上昇
収入の減少
金利上昇による返済額の増加
特に変動金利を選ぶ場合は、現在の金利だけでなく、金利が上昇した場合の返済額も確認しておく必要があります。
返済比率が同じでも生活の余裕は違います
税込年収400万円で返済比率25%なら、年間返済額は100万円です。
しかし、手取り収入に対する負担割合は25%より高くなります。返済比率は税込年収を基準に計算することが多いため、実際の生活感覚とは差が出るからです。
さらに、次のような家庭では、返済比率を低めに設定した方が安心です。
子どもの教育費がこれから増える
車が2台必要
シングルマザー・シングルファザー世帯
ボーナスが安定していない
自営業や歩合給で収入に変動がある
貯蓄をしながら返済したい
将来の収入減少に備えたい
返済比率は、すべての家庭に同じ数字を当てはめるものではありません。
ボーナス払いを前提にしすぎない
ボーナス払いを利用すると、毎月の返済額を低く見せることができます。
しかし、勤務先の業績や働き方の変化によって、ボーナスが減少する可能性もあります。
できるだけ毎月の収入だけで返済できる計画にして、ボーナスは貯蓄や繰上返済、家のメンテナンス費用に回せる余裕を残しておく方が安心です。
家を建てた後の生活まで考えていますか?
住宅ローンのために、子どもの習い事や家族旅行を諦める。
急な出費があるたびに、生活費を切り詰める。
家を建てることができても、その後の生活が苦しくなってしまっては、本当の意味で幸せな家づくりとはいえません。
クロネコハウスが大切にしているのは、金融機関から提示された「借りられる金額」ではなく、ご家族が安心して「返せる金額」です。
まずは、現在の適正返済額を確認してみませんか?
自分の年収なら、毎月いくらまで返せるのか
車のローンが残っていても大丈夫なのか
今の家賃と同じくらいで家を持てるのか
金利が上昇しても返済できるのか
教育費を残しながら家を建てられるのか
クロネコハウスでは、現在の収入や借入状況、家族構成、将来の生活費まで確認し、無理のない資金計画をご提案します。
「いくら借りられるか」ではなく、「いくらなら安心して返せるか」。
家づくりを始める前に、まずはご家族に合った適正な返済比率を確認してください。
クロネコハウス
年収300万円台から考える、無理のない家づくり。
住宅ローンや土地探しについても、お気軽にご相談ください。
フリーダイヤル:0120-9674-26
受付時間:10:00~17:00
定休日:水曜日・木曜日
※返済比率は目安であり、住宅ローンの審査結果や実際の家計状況を保証するものではありません。審査基準は金融機関や商品、申込者の状況によって異なります。