社長のひとりごとBLOG(だけどためになるかも)

年収400万円なら住宅ローンはいくらまで借りていい?

年収400万円なら住宅ローンはいくらまで借りていい?

2026年08月31日 16:41

「年収400万円なら住宅ローンはいくらまで借りられる?」

「3,000万円の住宅ローンを組んでも大丈夫?」

「銀行から3,500万円まで借りられると言われたけど、本当に返していける?」

家づくりを考え始めると、多くの方が気になるのが住宅ローンです。

年収400万円を単純に12か月で割ると、

400万円 ÷ 12か月 = 約33万3,000円

です。

では、月収約33万円なら毎月いくら住宅ローンを返しても大丈夫なのでしょうか?

クロネコハウスでは、ここで非常に大切にしている考え方があります。

それは、

「借りられる金額」と「安心して返せる金額」は違う。

ということです。

今回は年収400万円の方が住宅ローンを考える場合、どのくらいを目安にすればいいのかを分かりやすく解説します。


年収400万円なら住宅ローン審査上はいくらまで?

まず住宅ローン審査の一例としてフラット35を見てみましょう。

フラット35では、年収400万円以上の場合、

総返済負担率35%以下

という基準があります。

年収400万円なら、

400万円 × 35% = 年間140万円

月平均にすると、

140万円 ÷ 12か月 = 約11万6,700円

です。

しかし、ここで絶対に勘違いしないでください。

「月11万6,700円まで住宅ローンを払っても安全」という意味ではありません。

これはあくまで住宅ローン審査における基準の一つです。

しかも住宅ローンだけではなく、車のローンや教育ローン、カードローンなども含めて計算されます。


年収400万円なら返済比率25%から考えてみる

では、実際の家計ではどの程度を目安にしたらいいのでしょうか?

クロネコハウスでは、まず返済比率25%程度から考えてみることをおすすめしています。

年収400万円なら、

400万円 × 25% = 年間100万円

月平均では、

100万円 ÷ 12か月 = 約8万3,300円

です。

比較すると、

返済比率20%なら 約6万7,000円/月

返済比率25%なら 約8万3,000円/月

返済比率30%なら 約10万円/月

返済比率35%なら 約11万7,000円/月

となります。

私たちが特に注意してほしいのは、

「審査に通るから35%まで借りよう」

と考えてしまうことです。


年収400万円で3,000万円借りても大丈夫?

ここは多くの方が知りたいところでしょう。

例えば、

住宅ローン3,000万円

を借りるとします。

毎月返済額は、金利と返済期間によって大きく変わります。

つまり、

「年収400万円なら3,000万円は大丈夫」

「年収400万円なら2,500万円まで」

と借入額だけで判断することはできません。

大切なのは、

3,000万円借りられるかではなく、その条件で毎月いくら返すことになるのか。

です。

住宅ローンは、

借入額 × 金利 × 返済期間

をセットで確認してください。


金利が違えば「安全な借入額」も変わる

住宅ローンを考えるうえで、これから特に重要になるのが金利です。

例えば同じ3,000万円でも、

金利1%

金利2%

金利3%

では毎月返済額も総返済額も変わります。

変動金利なら現在の金利だけではなく、

「将来、金利が上昇しても返していけるか?」

まで考えておく必要があります。

反対に全期間固定金利なら、借入時点で将来の返済額を把握しやすくなります。

どちらが絶対に正しいという話ではありません。

重要なのは、

自分たちの家計に合った住宅ローンを選ぶこと

です。


年収400万円でも手取りは400万円ではありません

ここも忘れてはいけません。

年収400万円というのは通常、税金や社会保険料などを差し引く前の収入です。

実際に生活に使える手取り額は400万円ではありません。

ところが住宅ローンを考えるとき、

「年収400万円だから月収約33万円」

「だったら月10万円くらい払えるだろう」

と考えてしまうことがあります。

実際の生活では、

食費

水道光熱費

スマートフォン

生命保険

自動車保険

ガソリン

教育費

日用品

娯楽費

貯蓄

などが必要です。

さらに持ち家になれば、

固定資産税や将来の住宅メンテナンス費用

も考えておく必要があります。


車のローンがある人は要注意

岐阜県で生活していると、車が必要なご家庭も多いでしょう。

例えば、

年収400万円

車のローン月3万円

というケースを考えてみます。

フラット35の総返済負担率では、自動車ローンも含めて判断されます。

例えば総返済負担率35%の月平均約11万6,700円から単純に考えると、

車ローン3万円

住宅ローン

という関係になります。

さらにカードローン、教育ローン、商品の分割払いやリボ払いなども対象になる場合があります。

だから、

「年収400万円だから○○万円借りられる」

という情報だけを信用してはいけません。

同じ年収400万円でも、

借入れゼロの人

車のローンがある人

カードローンがある人

では条件が違うのです。


共働きならもっと借りても大丈夫?

例えば、

夫 年収400万円

妻 年収250万円

世帯年収650万円

というご家庭なら、収入合算などによって住宅ローンの借入可能額が増える場合があります。

しかし、

借入可能額が増える=借入額を増やすべき

ではありません。

例えば今後、

出産

育児休業

時短勤務

転職

子どもの進学

親の介護

などによって世帯収入が変化する可能性があります。

共働きの場合ほど、

「二人とも現在と同じ収入がずっと続く」ことを前提にしすぎない資金計画

も大切です。


返済比率25%なら絶対安全?

これも違います。

返済比率25%はあくまで資金計画を考え始めるための一つの目安です。

例えば同じ年収400万円でも、

夫婦2人

子ども1人

子ども3人

では生活費が違います。

車1台と2台でも違います。

毎月5万円貯蓄したい家庭と、2万円でいい家庭でも違います。

だから最終的には、

返済比率ではなく実際の家計

を見る必要があります。


家賃8万円なら住宅ローン8万円でも大丈夫?

例えば現在、

家賃8万円

のアパートに住んでいるとします。

「毎月8万円払えているから、住宅ローン8万円なら大丈夫」

と思いますよね。

確かに一つの参考にはなります。

しかし完全に同じではありません。

持ち家には、

固定資産税

火災・地震保険

外壁・屋根のメンテナンス

給湯器などの設備交換

などがあります。

一方で、省エネ性能の高い新築住宅なら、現在の住まいより光熱費を抑えられるケースもあります。

だから、

家賃と住宅ローンだけではなく、住居費全体で比較すること

が重要です。


「あと500万円借りられますよ」に注意

モデルハウスを見ていると欲しいものが増えていきます。

大きなLDK。

アイランドキッチン。

大きなウォークインクローゼット。

広いバルコニー。

高級な設備。

そして予算オーバーしたとき、

「年収400万円なら、あと500万円くらい借りられますよ」

と言われるかもしれません。

でも考えてください。

その500万円は、

住宅会社が返すお金ではありません。

これから何十年も自分たち家族が返すお金です。


500万円を家に使うか、家族の未来に残すか

500万円あれば何ができるでしょうか?

子どもの教育費。

車の買い替え。

家族旅行。

将来の住宅メンテナンス。

老後資金。

そして万が一のための貯蓄。

もちろん、理想の家にお金をかけることが悪いわけではありません。

大切なのは、

「その500万円を追加しても、建てた後の生活に余裕が残るのか?」

を考えることです。


年収400万円の家づくりは「総額」から考える

住宅会社の広告を見ると、

「本体価格1,500万円」

「月々○万円」

と書かれていることがあります。

しかし必要なのは建物だけではありません。

土地から購入するなら、

土地+建物+付帯工事+外構+諸費用

まで必要です。

例えば、

建物1,700万円

土地700万円

付帯工事250万円

外構100万円

諸費用150万円

なら、

総額2,900万円

です。

※金額は考え方を説明するための一例です。

だから住宅会社を比較するときは、

「この家はいくらですか?」

ではなく、

「この家に実際に住み始めるまで総額いくらですか?」

と聞いてください。


年収400万円なら住宅ローンはいくらまで借りていい?

結論として、年収400万円だけで、

「○○万円までなら絶対安全」

と決めることはできません。

ただし資金計画を始めるなら、

返済比率25%程度、

月8万円台前半

を一つのスタート地点として考えてみる方法があります。

そこから、

現在の家賃

手取り収入

車のローン

教育費

毎月の貯蓄額

将来の車購入

子どもの進学

固定資産税

住宅メンテナンス費

などを確認して、自分たちに合った金額へ調整していきます。


「借りられる限界」ではなく「幸せに暮らせる予算」を

クロネコハウスが家づくりで大切にしているのは、

「銀行がいくら貸してくれるか?」

ではありません。

住宅ローンを払いながら、

家族で旅行する。

子どものやりたいことを応援する。

車を買い替える。

たまには外食する。

そして将来のために貯蓄する。

そんな生活を続けられる家づくりです。

年収400万円だから3,000万円。

年収400万円だから3,500万円。

そんな単純な決め方ではありません。

大切なのは、

「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら無理なく返していけるか」。


まとめ|年収400万円なら家を見る前に資金計画を

年収400万円で新築一戸建てを検討しているなら、最初にモデルハウスへ行く前に、

自分たちの「返せる金額」を確認してください。

住宅ローン審査上の借入可能額を知る。

実際の手取りと生活費を確認する。

将来必要になるお金を考える。

安心して払える毎月返済額を決める。

そこから土地+建物+諸費用の総予算を逆算する。

この順番です。

クロネコハウスでは、

「借りられる金額」より「返せる金額」。

家を建てることだけをゴールにせず、

家を建てた後も家族が安心して暮らせる資金計画

を大切にしています。

年収400万円台で、

「自分たちはいくらの家なら大丈夫?」

「3,000万円借りても大丈夫?」

「車のローンがあるけど家を建てられる?」

「頭金が少ないけど新築は可能?」

と悩んでいる方は、家を諦める前に一度、自分たちの適正予算を計算してみてください。

住宅ローンの限度額ではなく、家族の幸せを守れる金額から家づくりを始めましょう。